ランちゃんの本棚

ランプランツのランです。
このサイトでは私の本棚から私が元気をもらった文やオススメのフレーズ、素敵な考え方など皆さんと共有したい本を紹介します。

「草枕」  夏目漱石

『智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。(中略)
人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。やはり向こう三軒両隣りにちらちらするただの人である。ただの人が作った人の世が住みにくいからとて、越す国はあるまい。あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりもなお住みにくかろう。』

全く持ってその通り。このことを前提に過ごしている。

「GO OUT 飛び出す人だけが成功する時代」
坪田 一男

『飛行機は、どんなに風が強くても、気流が悪くても、基本的には墜落しません。墜落するのは、失速するからです。
どんなに回り道をしても、自分が動き続けていれば絶対に失速しません。そのためには、動き続けるための心の持ちようを「ごきげん」にしておく必要があるのです。』

「現実は厳しい。でも幸せにはなれる」
アルバート・エリス

『自分の感情的な問題は、自分で解決できる (中略)では、何から始めればよいのかというと、まずは、建設的態度を持つことから始めることです。自分ができると思えば、自分を変えることができます』
『私達は他の人に感情や行動をコントロールされているのではありません。世の中にコントロールされているのでもありません。自分の感情、自分の行動が、自分の情緒を支配しているのです。』
『情緒的動揺は、自分の思考、感情、行動で変えることができる』
『あなたの問題には必ずと言っていいほど代わりの解決策がある』
『どれだけ悪い状況であっても、それらがひどく、恐ろしく、最悪になるのは、あなたがそれを最悪だと考えた場合だけです。「悪い」は「最悪」を意味しません。「最悪」はあなたがそう考えるから生じるのです。』

『「自分はほとんどの出来事に耐えることができ、人生から″恐ろしさ″をなくしていくと、最後には大なり小なりの不都合しか残らないのだ」と、自分に言い聞かせましょう』

『論理療法のABC法は、あなたが、自分の思考能力を使って、自分の「思い込み」を再検討し、自分の絶対的要求や命令が自滅的な感情や行動を形成していることを理解し、それらを誇大で非現実的な命令から、元の単な好みや望みに戻すことです。』
アルバート・エリスは、論理療法を提唱した心理療法家です。
私はこの考え方に大変救われました。

「感情マネジメント」 神谷海帆

『負の感情の先に未来がある』
『やりたいと思いながら、なぜできないのでしょうか?
 多くは失敗への恐れなのですが、これは正確には「失敗した時の自分の感情」への恐れです。』
『つまり、恐れを乗り越えられるかどうかは、自分の中にある感情を乗り越えられるかどうか?のかかっているのです』
『あなたがやってみたいとイメージする未来は確実に存在し、あなたが不安を感じて恐れている未来はほとんど存在しないのです。』

「智恵子抄」 高村光太郎

あどけない話
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である
智恵子と光太郎の中でも空1つとっても違いがある。
日本人はバックボーンを共有している気になりやすが、実は全く違った文化で育ち、価値観を共有していないことがある。
日本人と一括りにせずに、コトバを使って自分と相手の背景を理解しながら付き合うことが大切だと思う。
「言わなくても分かる」という思い込みはすれ違いにつながる。要注意!